車両用スイッチ照明の光量安定と色自由度

技術の概要

回転部と指針表示部を備える車両用スイッチ照明装置で、導光体を介して光を指針表示部へ導く。複数の光源と回転機構を組み合わせ、表示光の明るさを一定に保ちながら色の自由度を高め、表示の視認性と操作感を向上させる。

ユースケース

  • 駆動モード表示の照明
  • 操作ノブの現在値表示補助
  • 指針表示部の色による状態識別
  • ダッシュボード/インスツルメントパネルの補助照明
  • 多色表示による視認性とブランド演出の向上

本装置は、回転操作可能な回転部と指針表示部、複数の光源、導光体を備える。導光体は回転部の回動に連動して回動し、入射面から光を受けて指針表示部へ出射する。第1光源と第2光源は隣接配置され、入射面がいずれかの光源と対向するように回転部を動かす。光源はそれぞれ異なる色で発光する場合が多く、導光体を通じて指針表示部へ光を出射する。回転位置に応じて入射面に入射する光の比率が変化するため、2色を混ぜた色の変化や、特定光源の単独表示を実現できる。表示光の明るさは、少なくとも一部の光源が常に入射面に対向するように設計することで一定を保つ。入射面の形状は略矩形が基本だが、第一・第二の面を連成させる変形例も示され、回転中心を軸にした円弧状の配置で光源を配置することも可能である。これにより、表示光の自由度を高めつつ明るさを安定させ、部品点数やコストを抑制する。

本発明の車両用スイッチ照明装置は、回転部と指針表示部、導光体、複数の光源、基板等で構成される。導光体は回転部の回動に連動して回動し、入射面から光を受けて出射面を指針表示部に向けて光を伝える。第1光源と第2光源は隣接配置され、回転位置に応じて入射面が対向する光源を切り替え、指針表示部へ入射する光を制御する。第1〜第3光源が異なる色を発光する場合、出射される光は混色され、指針表示部は第1位置、第2位置、またはその中間で色を変化させる。回転部の回動角度に連動して導光体の入射面の配置が変化するため、映える色と明るさのバランスが保たれ、表示光の明るさが一定になります。入射面の形状は基本的に略矩形だが、第一・第二の面を連成させる変形例も示され、回転中心を軸にした仮想円上で光源を配置する設計により、光量の分布を均一化しやすくなっています。カラーは第1光源と第2光源の色を異ならせると、回転位置の連続移動で色のグラデーションや切替を滑らかに扱える点が特徴です。実施形態では、導光体の入射面の形状を工夫することで、入射光の分布と指針表示部への出射量を調整します。さらに、回転中心の円周状に光源を配置する変形配置も提案され、複数光源の距離を適度に保つ設計で、導光体の大型化を抑制しコスト効果を高めます。これらは、車両の駆動モード表示、ダッシュボードの補助照明、オーディオ系の操作ノブ表示など、用途に応じて明るさと色を安定・自在に提供することを目的とします。

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