短時間自動駐車を実現する駐車支援装置

本技術は、乗員が駐車位置を指示すると、車両は進行方向の一定距離先をエリアとして記憶し、周辺画像を用いてそのエリアに該当する駐車枠を検知します。検知されると、車両制御部が経路を算出して自動駐車を実行します。待機モード・駐車枠検知モード・自動駐車モードの3状態の管理により、操作負荷を低く安全性を高めます。指示検出部が駐車指示を受け付け、指定駐車枠記憶部に記憶します。表示画像生成部は駐車枠ラインをHMIに重ね、運転者の視認性を向上します。走行制御部は経路に沿って舵角・車速を制御し、必要に応じてキャンセル操作にも対応します。

本技術は、駐車支援装置および駐車支援方法に関するもので、乗員の駐車指示を検出すると、指定駐車枠記憶部に車両位置から進行方向へ所定距離離れたエリアを格納します。周辺画像取得部はこのエリアに対応する駐車枠を検知できるよう画像を処理します。検知された駐車枠情報を経路計算部が用いて、目標駐車位置と車体姿勢を決定し、走行制御部が舵角・車速の指示値を車両制御装置へ出力します。表示画像生成部は駐車枠ライン・経路・警告などをHMI装置に重畳表示します。駐車枠ライン計算部は速度に応じたラインの表示位置・幅を補正する補正部を有し、待機モード・駐車枠検知モード・自動駐車モードの三状態で動作します。履歴情報領域には操作情報・移動情報・周辺画像を時系列で記録し、後方からの検証・現在位置推定・障害物の再評価に利用します。自動駐車中のキャンセル機能、再選択機能、複数駐車枠の優先度制御、投影部による前方路面表示などの拡張性も開示します。