着脱機構付きコイルで複数端末同時充電を実現

技術の概要

本技術は、複数の端末を同時にワイヤレス充電できる装置の設計です。検出部、複数の充電用コイル、着脱機構、移動機構、制御部を組み合わせ、移動機構の干渉を緩和します。着脱機構によりコイルを柔軟に把持・解放し、1台の移動機構で複数端末を効率的に配置して充電します。

ユースケース

  • 公共施設やイベント会場の同時充電ステーション
  • オフィスデスクや店舗の充電エリアの構築
  • 車載・車内ワイヤレス充電パネルの実装
  • 端末追加・置換に対応する充電ソリューションの提供
  • 充電状況の監視通知を含む端末管理システム

本技術は、無線充電装置とその制御方法に関する。載置面に載せられた端末の誘導コイル位置を検出する検出部と、無線送信する複数の充電用コイル、充電用コイルを着脱可能に保持する着脱機構、着脱機構を移動させる移動機構と、これらを統括する制御部を備える。検出部が得た情報に基づき、制御部は移動機構を使って対象コイルを端末の誘導コイルに対向させ、必要時には着脱機構により解放する。これにより、同時充電対象が増えても、移動機構の数を増やさず配置の自由度を高められる。端末が追加された場合には通知や一時退避などの挙動も行われる。

本技術の要点は、検出部、複数の充電用コイル、着脱機構、移動機構、制御部を組み合わせ、移動機構の干渉を最小化して複数端末の同時充電を実現する点にある。検出部は載置部に載置された端末の誘導コイル位置を検出し、制御部は検出情報をもとに充電用コイルを移動させ、対向位置で電力を送る。着脱機構はコイルを把持・解放でき、移動機構は把持状態を維持したまま移動ルートを選択する。第一移動ルートが不適合時は、既存のコイルを一時退避させる第二移動ルートを設定することで、端末追加時の配置変更を円滑にする。ホームポジションの配置、充電可能領域の定義、ホームポジション間の遷移、検出応答の処理、通知機能などを統合する。これにより、従来より少ない移動機構で多端末を同時充電可能とし、コスト低減と設置自由度の向上を図る。着脱機構は、ガイドと爪、磁性体と電磁石、ノズル・コンプレッサなど多様な実施形態を包含し、移動機構と組み合わせて、コイルの把持・解放を高速・確実に行える。さらに、ホームポジションの設置、充電位置の定義、検出応答の処理、通知機能の統合、Qi規格準拠の実装も可能である。

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