位置検出で操作領域を拡張する情報処理装置

技術の概要

操作者の位置を検出して、電子機器上の操作領域と結ぶ領域を評価します。操作者が機器正面領域の外にいる場合、操作領域を拡大して遠方ボタンの操作性を高めます。複数の実施形態で、拡大の条件や領域形状を変更します。

ユースケース

  • リモート操作の補助
  • 非接触インタラクションの向上
  • 大画面ディスプレイの操作性改善
  • 教育・デモ用途の直感操作支援
  • 複数機器/端末間のUI連携改善

本技術は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラムから成り、操作者の位置を検出する位置検出部と、検出位置と電子機器上の操作領域を結ぶ領域内で所定の動作を検出する動作検出部、動作検出時に領域内の処理を実行する処理実行部、そして位置に応じて操作領域を拡大する操作領域調整部を備える。位置検出部は操作者の位置を検出し、動作検出部は検出区域内の所定動作を捉える。正面領域外の位置なら、操作領域を拡大して遠方ボタンも扱えるように調整する。拡大は中心線と直線の角度を用いて領域境界を決定し、近傍ボタン領域と遠方ボタン領域の配置に対応する。

本発明は、操作者の位置を検出する位置検出部と、検出位置と電子機器上の操作対象領域を結ぶ領域内で、操作者の所定の動作を検出する動作検出部と、動作検出時に操作対象領域に紐づく処理を実行する処理実行部と、操作者の位置が電子機器の正面領域より外である場合に操作領域を拡大する操作領域調整部から構成される。位置検出は撮像部等から得た座標を用い、座標系は絶対座標または機器基準の相対座標を選択できる。操作領域生成部は、近傍ボタン領域と遠方ボタン領域を結ぶ中心線と、操作者の位置を結ぶ第一直線・第二直線のなす角度を第一角度・第二角度として定義する。正面領域の幅は機器ごとに設定可能で、外側に位置する場合は拡大率を増大させ、拡大した領域同士が重なる場合は重なり回避を行う。動作検出は指先が領域内にある状態、または拡大領域内での接触を検出する。拡大後は処理実行部がボタン操作や表示更新などを行い、複数機器連携・ボタンサイズ差・振りかぶり動作への対応・自動リセット時間の設定などの変形例を含む。

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